子供がなりやすい病気、溶連菌感染症について
みなさんは溶連菌感染症という言葉は聞いたことありますか?
私も子供がいますが、あんまり聞いたことがありません。
もしかしたら、保育園や幼稚園などに子供を登園させているというお母さんたちは聞いたことがあるかもしれませんね。
いったいどんな病気なんでしょうか?
もし、子供が溶連菌感染症になってしまった場合にどう対処すればいいのでしょうか?
書いていきたいと思います。
溶連菌感染症って?どんな病気なの?
保育園や、幼稚園などで感染が多い病気の1つです。
正式には、溶血性連鎖球菌と呼ばれる細菌を溶連菌と言っています。
溶連菌には、α溶連とβ溶連の2種類があります。
β溶連で人に病原性を与えるのは、A群・B群・C群・G群などとなっています。
約90%の溶連菌に感染した人は、だいたいA群によるものだと言われています。
この溶連菌は主に「のど」に感染して、咽頭炎や扁桃炎などの病気を引き起こします。
発症のピークは、冬と春から夏にかけての年2回となります。
溶連菌が起こす病気
咽頭炎・扁桃炎・猩紅熱・中耳炎・副鼻腔などなど
皮膚などの組織
伝染性膿痂疹・丹毒などなど
その他
肺炎・菌血症・トキシックショック症候群などなど
溶連菌感染症の症状について!
溶連菌感染症の主な症状は、
・のどの痛み
・体や手足に小さい赤い湿疹
・舌にいちごのようなプツプツ
などです。
細かく言えば、頭痛や腹痛などもありますが・・・・・。
風邪と違って、咳や鼻水が出ないと言うのも特徴かもしれません。
溶連菌感染症は潜伏期間があって、実際に感染してから2日~4日で症状が出始めます。
症状が治ってきてから2週間~3週間後に検査を受けて初めて分かったということが多いそうです。
なので、治ったからと油断しないで医師の診察を受けましょう。
また、アトピー性皮膚炎の症状がある子供にかかると、重症化することもあるので注意してください!!
溶連菌感染症になってしまったら!
保育園や幼稚園に登園すると、かかることの多い溶連菌ですが、かかってしまったら家でどんなケアをしてあげればいいのでしょうか?
・のどが痛いときは、のどごしのいいものを食べさせる・消化にいいものを食べさせる
・熱が下がったら、お風呂に入っていいが長風呂はNG
・肌を傷つけないように爪を切る
です。
のどが痛くてものが食べられないということも多いと思います。
その時は、のどごしがいいものを食べさせてあげてください。
嫌がる時は、無理に食べさせないで水分だけでも与えるようにしましょう。
治ったと自己判断は禁物!
上記でも書きましたが、完治が確認できるまで2週間~3週間かかります。
溶連菌感染症に有効な抗生物質があって、飲むと比較的早く症状が良くなりますが、医師の診断を受けてから薬を飲むのを辞めてください。
再発の恐れがあるので、自己判断は危険です。
最後に!
溶連菌感染症はかかってしまったら本当に大変です。
まずは、うがい手洗い・マスクなどで感染を防ぐことが大切です。
また、家族内でも食器などの共有はやめましょうね。
お母さんもダウンしてしまったら、どうもこうもありません!!
家族みんなで未然に防ぎましょう!