子供の単純ヘルペス。原因と症状を紹介
みなさんは、「単純ヘルペス」ってご存知ですか?
なんとなく名前を聞いたことがある人もいると思います。
実は、子供にも意外と多い病気なんですよ!!
保育園や幼稚園での、集団生活をしているとなにかと病気を持って帰ってくると言いますが、今回は「単純ヘルペス」について、原因はなにか・どんな症状が出るのかなど書いていきたいと思います!!
単純ヘルペスって?
単純ヘルペスとは、ウイルス感染で皮膚や粘膜に水疱(すいほう)、いわゆる水疱瘡のできる一般的な病気なんです。
単純ヘルペスウイルスは、1型と2型があって、子供がかかるのは主に1型です。
1型
口唇ヘルペス
ヘルペス性歯肉口内炎
ヘルペス製角膜炎
カポジ水疱様発疹症
ヘルペス脳炎
2型
性器ヘルペスなど
ただし、初めて感染してしまったときは、体のどこにでも発症する場合があるので判断を誤らないようにかなり注意が必要です。
とてもやっかいなことに・・・・・1度ヘルペスウイルスに感染してしまうと、体から消えることはないんだそうです。
特に単純ヘルペスウイルスは体の細胞内に一生潜伏しているんですよ。
恐ろしい・・・・・。
単純ヘルペスの症状と感染源は?
単純ヘルペスに感染すると、発症部位が、真っ赤に腫れてやがて水疱が出てきます。
子供は、口腔内に発症することが多いです。
発症したところの、リンパ節が腫れあがってくるので、痛みや発熱を伴います。
小さい子供は、「ここが痛い。」や「熱が上がってきた。」などとうまく言葉に表せないので、腫れや水疱や口内炎があるかどうか、お母さんや家の人が確認してあげてください。
始めて感染した子供に多い症状は、高熱が1週間くらい出て、症状がひどくなりやすい傾向にあります。
気になる感染源ですが、だいたいが大人からの感染になってしまうんだとか。
上記でも言いましたが、ヘルペスウイルスにかかってしまうと一生体内に潜伏しています。
なので、免疫力の弱い3歳くらいまでの子供に、大人から感染させてしまうパターンが多いんです。
自分が使っているスプーンなどで、子供に食べさせたりすることで感染してしまいます。
なので、以下の3つを注意しましょう!
・熱いものをフーフーして食べさせない
・唇にキスをしない
単純ヘルペスの治し方
単純ヘルペスは早期発見が1番です。
病院に行けば、抗ヘルペスウイルス薬や口内炎の痛みどめ、解熱剤やビタミン剤などを処方されることがあると思います。
市販の薬もたくさんありますが、子供の場合は病院に行った方がいいです。
また、唇にヘルペスができてしまったら、食事がつらいですよね。
そんなときは、「リジン」という栄養素を多く含んだものを食べさせましょう。
ヘルペスウイルスのエサとなるアルギニンの働きを抑える効果のあるリジンですが、多く含まれているのが、
・豆腐
・納豆
・カツオ
・鮭
・鶏肉
・豚肉
・牛肉
などです。
食べやすいように調理してあげて食べさせてくださいね!!
単純ヘルペスは、感染しやすく誰でも感染してしまう可能性のある病気で、疲れたり紫外線の影響で再発する恐れもあるウイルスです。
もし子供が発症しても慌てないで、できるだけ早く病院に連れて行ってあげてください。