子供の急性気管支炎の症状と原因とは?
子供はよく風邪を引きますよね。
でも、ただの風邪じゃなく急性気管支炎だったというケースもあるみたいなんです。
子供が気管支炎になってしまった場合は、そんな症状がでるのか原因はなんなのかについて書いていきたいと思います。
気管支炎って?
気管支炎という病気は、喉から肺につながる気管支に炎症が起こってしまった状態を言います。
気管支は空気の通り道になっているので、そこで炎症が起こってしまうと咳や痰が出て、「ヒューヒュー」や「ゼーゼー」といった苦しそうな呼吸をします。
気管支炎には、「急性気管支炎」と「慢性気管支炎」の2種類があります。
急性気管支炎は、突発的に起こり、慢性気管支炎は、数ヶ月以上症状が続きます。
子供の場合は、慢性気管支炎になることは少ないです。
ほとんどが急性気管支炎だと言われています。
気管支炎の原因ってなんなの?
子供が気管支炎になってしまう原因は、パラインフルエンザウイルスやRSウイルスなどのウイルスが原因で起こります。
これらのウイルスが、気管支に感染して炎症を起こすと言うよりかは、風邪をこじらせて喉の炎症が気管支まで広がってしまって起こることがほとんどなんです。
また、ウイルス性の気管支炎にかかってしまえば抵抗力が非常に弱くなっています。
そこに、マイコプラズマや百日咳菌などの細菌が入り込むと二次感染になって、重症化しやすくなります。
なので、かなり注意が必要です。
気管支炎の症状は??
症状は、一般の風邪の症状意外に激しい咳と痰が出ます。
最初は「コンコン」と言う咳がしだいに「ゴホゴホ」といった湿った咳に変わっていくのも1つの特徴です。
発熱を伴うことが一般的なのですが、熱が上がらなくて咳と痰だけがでるという子供もいるそうです。
さらに、子供は大人に比べて気管支が狭いので、炎症が起こると呼吸がしづらくなって、喘息のように「ヒューヒュー」「ゼーゼー」といった呼吸になるのも特徴です。
まとめると
・「コンコン」という咳から「ゴボゴボ」といった湿った咳に変わる
・発熱(発熱が無い子もいる)
です。
また、その影響で不眠や食欲不振になる子も多いです。
病院に行くタイミングって??
気管支炎は個人差があります。
軽い気管支炎なら自然に治ってしまう子もいればなかなか治らない子もいます。
ですが、気管支炎をこじらせてしまって気管支の奥にある細気管支まで炎症が広がってしまうこともあります。
特に2歳未満の子は、細気管支炎を起こしやすいので注意が必要です。
・肩で息をしている
・顔色が悪い
・うめくように呼吸している
・激しく咳をし、咳が長引いている
・息を吸うときに首の正面や肋骨の間がへこむ
・脱水症状がみられる
このような症状があったら、いちはやく病院に連れて行ってください!!
気管支炎の治療方法は?早く治る?
残念ながら、気管支炎の特効薬はありません。
なので、対処療法が基本になります。
病院で適切な処置を受ければ、だいたい7日から10日くらいで回復してきます。
症状がひどい場合は、入院になることがあるので早期発見が1番です。
最後に。
普段から、手洗いうがいを徹底し、たくさん寝て規則正しい生活を心掛けましょう。
いつかかるかわからないので、子供に気管支炎の危険性について話してあげてもいいかもしれませんね。