春から夏にかけて増加する流行性耳下腺炎(おたふく風邪)の原因や対処法を紹介
流行性耳下腺炎と言うより、おたふく風邪と言った方がなじみがあると思います。
みなさんは、おたふく風邪になったことありますか??
子供のころになったと言う人もいれば、大人になってから発症したや、まだおたふく風邪にかかっていないと言う人もいるでしょう。
ちなみに私は、いい年なのになったことないんです・・・・・・。
家族は全員かかったのですが、私だけなぜかうつらず・・・・・・。
今回は、子供がおたふく風邪になってしまったらどう対処すればいいのか、また原因はなんなのかを書いていきたいと思います。
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そもそもおたふく風邪とは?原因は?
おたふく風邪とは、急性ウイルス感染症で片側あるいは両方の耳下腺が腫れる特徴を持っている感染症です。
おたふく風邪の原因となる、ウイルスは「ムンプスウイルス」で、通常は1週間~10日くらいで治ってきますが、なんと、毎年200万人もの人が感染している病気なんです。
なんで、こんなにも毎年患者が多いのかと言うと、人から人への飛沫感染で毎年感染する人が多いそうです。
患者の年齢別でみると、4歳でおたふく風邪になるのが最も多く3歳~6歳で、なんと60%を占めているんです。
ですが、おたふく風邪ワクチンを接種していると約90%以上が発症しないで済むみたいです。
おたふく風邪はどんな症状が出るの?
おたふく風邪の原因のウイルスは、2~3週間の潜伏期間があります。
その潜伏期間が終わったら、どんどん症状が出てきます。
片側あるいは両方の耳下腺を中心に、顎下線や舌下腺が大きく腫れあがります。
プラス発熱も伴います。
でも、意外にも、感染しても症状が現れないという人も35%くらいいるそうです。
初期症状
筋肉痛・頭痛・寒気
耳下腺の炎症や腫れ
片側や両方の耳下腺が腫れてきます。
食べるときや飲んだりするときに激痛を伴うので、食欲不振になりやすいです。
発熱
熱が出ないときもありますが、熱が出たら38度を超えると思います。
ですが、怖いのはこれだけではありません。
気になるのは合併症です。
おたふく風邪に感染した患者のうちの10%は無菌性髄膜炎を併発していると言うデータがあります。
また、おたふく風邪のに感染したうちの思春期以降の男性は精巣炎を30%くらいの人が、女性では7%で卵巣炎を合併してしまう恐れがあります。
さらに、1000人に1人の割合で難聴を合併する危険性もあります。
一生の障害になりうる可能性もあるので、十分注意しなければなりません。
おたふく風邪になったら保育園や学校は?
おたふく風邪は、学校保健安全法で第二種の感染症とされていて、耳下腺が腫れているのがおさまるまで保育園や学校に登園・登校できません。
おたふく風邪になったら?家でのケア
おたふく風邪には、治療法は特にありません。
なので、基本的には家で安静にしているということが大切になります。
ですが、おたふく風邪のときは食べたり飲んだりするのが困難です。
なので、食欲がなかなかない状態が続いてしまい、お母さんも悩んでいることと思います。
でも、なにかしら食べさせないといけませんよね。
・消化に良いものを食べさせる
・酸味があるものを唾液を分泌させるのでできるだけ避ける
・できるだけ柔らかいものを与える
です。
味付けが濃いものや、酸味が多いものは唾液を分泌するので避けた方がいいかもしれません。
アイスクリームやヨーグルトなど噛まなくていいものだと子供も喜んで食べてくれると思いますよ。
ちなみにうちの子は、アイスクリームや温めた牛乳やコーンポタージュなどを好んでました。
症状がだんだん良くなってきたら、おかゆなんかもいいと思いますよ!!
あまりにも、食事がうまくとれないときは病院に行って点滴を打ってもらうのも手かと思います。
おたふく風邪は、激痛を伴うので小さい子供だと本当にかわいそうです・・・・・。
お母さんも世話で大変だと思いますが、頑張ってケアしてあげましょう。