敗血症ってなに?子供もかかるの?
みなさんは「敗血症」って聞いたことありますか??
あまり聞きられない言葉ではないでしょうか??
中には「そんな病気あったの??」なんて言うお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
「敗血症」と言う言葉を聞いたことはあっても、具体的な症状はわからないと言うお母さんもいるでしょう。
なので、今回は敗血症を知らないと言うお母さん必見!
敗血症を知って、子供を敗血症から守りましょう!
敗血症ってなんなのか
まず、敗血症について知りましょう。
敗血症と言うのは、体の中のある部分で、肺炎や腎盂腎炎などの炎症が起きて、その炎症を起こしている病原体が血液の中に流れ込み、増殖することによって引き起こされる重篤な体全体の症状のことです。
敗血症の症状ってどんなの?
敗血症の症状としては、
・ふるえ
・高熱
・心拍数の増加
・低血圧
などです。
かなり症状が悪化してしまうと低体温になって意識障害になることもあります。
また、黄疸や顔が青白くなったり、腹部の腫れ、おしっこの減りなどが見られることもあります。
新生児が敗血症にかかってしまうと、血液中の細菌がさまざまな臓器に入り込んでしまいます。
その入り込んだ臓器で細菌が定着してしまい増殖します。
その結果、髄膜炎などを併発して重症化します。
敗血症になってしまう原因はなんなのか
敗血症の原因は、血液に細菌が感染してしまうことで発症します。
本来ならば、血液には細菌が増えるのを阻止する働きがありますが、免疫力が低下しているときは、血液に細菌が入ってきても阻止できないときがあります。
そんなときに、敗血症になりやすいんです。
なので、肺炎や腹膜炎、中耳炎や副鼻腔炎などの細菌感染にかかってしまったときに、その原因菌が原因で敗血症になることも少なくありません。
敗血症になりやすいのは、低出生体重児や早産、未熟児などの免疫機能がまだまだ未発達な新生児です。
また、乳児や乳幼児は重症化しやすいので、死亡してしまうケースもあります。
早期発見がとても重要になってきます。
はやく病院に連れていって診察してもらいましょう。
敗血症の治療方法って??
敗血症を治療するには、まず原因菌がなんなのか突き止めることが大切です。
原因菌がなんなのかわかるまで、あらゆる菌に対する抗生物質を用いた治療を行うのが基本だと言えます。
そして原因菌を突き止めたら、薬剤感受性を調べ、その原因菌に感受性のある薬によって化学療法を行い、原因菌が最近のときは抗生物質、ウイルスが原因であるときは抗ウイルス薬、寄生虫が原因のときは抗寄生虫薬、真菌が原因であるならば抗真菌薬を用います。
敗血症は、命にかかわることのある恐ろしい病気です。
なので、治療は基本集中治療薬いわゆるICUで行われます。
少しでも、子供に敗血症の症状が現れたら早く病院に連れて行ってあげましょうね!!