子供の結核。症状や原因について
「結核」と言えばなんだか怖いイメージが強いですよね・・・。
ですが、結核の症状って??と聞かれると詳しくわからないお母さんも多いのではないでしょうか?
今回は、子供が結核になってしまったときの症状や原因などについて書いていきたいと思います。
子供の結核について。症状や原因は??
まず結核とはなんなのか書いていきますね。
結核という病気は、結核菌に感染してしまうことによって起こる全身性、慢性の感染症です。
結核菌は経気道感染(けいきどうかんせん)します。
この結核菌に感染してしまった人が咳やくしゃみをしたときに、飛沫感染します。
結核と言うととても怖いイメージですが、危険性はその人その人の抵抗力の強さによって違います。
特に子供の感染は、家族内から感染することが多いそうですよ。
子供の場合は、結核菌が体内に侵入すると早めに症状が出てきます。
肺や肺の周りのリンパ節から結核菌が血液やリンパ液に流れて、全身に結核菌が運ばれます。
全身に運ばれるので、全身に症状が出てきます。
脳や肝臓、腎臓、骨、関節などに広がってさまざまな炎症を起こします。
気になる結核の症状ですが、
・発熱
・咳
が主な症状になっています。
また、感染から発症が早く
・嘔吐
・けいれん
・意識障害
などの髄膜炎の症状が出てくることがあります。
なので、早期発見・早期診断がとっても重要になってくるわけです。
そのためには、まず身近に痰や咳で結核菌をだしている人がいないか知る必要があります。
なんと、結核に感染している子供の身近には70%くらいの確率で、結核に感染している人がいるんだとか。
恐ろしいですね~(^_^;)
その多くは、両親や祖父母などの家庭内の身近な人になります。
子供だけではなく、家庭内に結核に感染している人はいないかも調べる必要がありますね。
結核の治療方法
レントゲンなどで調べて結核だと診断された場合は、抗結核薬で治療します。
子供と大人の結核の治療方法は意外にも一緒なんです!!
・リファンピシン
・ピラジナミド
・エタンブトールまたはストレプトマイシン
この4つの薬を2ヵ月間。
イソニアジド、リファンピシンを4ヶ月間続けます。
合計で6ヶ月間はしっかりと治療します。
咳が良くなったからと言って、途中で薬を辞めることはできません。
結核の予防方法について
上記を見ると、結核になってしまったら治療がかなり大変なことがわかります。
だったら、予防するのみです!!
1歳以下の乳児ほど感染しやすいので、予防がとても大切になってきます。
結核には予防接種があります。
「BCG」というワクチンなのですが、「あっ!知ってる!!」というお母さんも多いと思います。
市などの予防接種で行えるワクチンの中の1つです。
BCGは、牛に感染しても人には感染しない毒性の弱い結核菌を使った生ワクチンになります。
接種時期は生後6ヶ月までに行うことになっています。
予防には、予防接種が1番です!!
早期発見すれば治療できる病気なので、結核について知っておく必要があります。
予防接種をきちんと受けましょうね。