幼児に多いりんご病。詳しい症状と潜伏期間などについて
保育園や幼稚園などの集団生活をしていると、いろいろな病気にかかってしまう子供が多いですよね。
よく「集団生活1年目は大変!!」と聞きますが、これは病気をたくさんもってくるからと言う意味なんだと思います。
いろいろな病気にかかると思いますが、その中でも今回は「りんご病」について書いていきたいと思います。
りんご病って??どんな病気なの?
子供がいるお母さんは1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
りんご病はどんな病気なのか書いていきますね!
りんご病は、主に幼児期や児童期にかかる病気です。
「赤いほっぺ」と呼ばれている独特の症状が出るウイルス感染症の1つです。
みなさん、「りんご病りんご病」って言いますが、これは正式な病名ではないんですよ!
医学的には、伝染性紅班と言います。
病院で診察を受けても、「りんご病ですね!」と言われることが多いと思います。
みなさんにわかりやすいようにと、病院でもりんご病と言っているみたいです。
なので、余計に伝染性紅班という言葉は聞いたことが少ないと思います。
りんご病の症状って
では、りんご病の症状はどのような症状が出てくるのでしょうか?
だいたいはわかっているとは思いますが、りんご病の特徴は左右のほっぺに蝶型の紅班ができることです。
決まって、両方のほっぺが赤くなってくるので、顔を見るだけでも「あれ?りんご病?」とわかると思います。
りんご病になる原因は「ヒトパルボウイルスB19」というウイルスなんです。
この独特な症状なので、りんご病と言われているんですね。
両方のほっぺに蝶型の紅班が出てきますが、その次は、全身にノコギリ歯状の紅班が出てきます。
特に、腕・お腹・太もも・おしりに出る可能性が高いです。
普段からほっぺが赤いという子供の場合は、症状に気が付かないお母さんもいると思うので、ノコギリ歯状の紅班で判断できると思います。
こんなときは感染していますよ!
赤い紅班はなくとも、りんご病がまわりで流行っているときに、
・せき
・鼻水・鼻づまり
の症状があった場合は、感染している可能性が非常に高いです。
赤い紅班が出てくる前に、このような自覚症状があるケースがすごく多いんですよ!
潜伏期間について
りんご病は感染してから、10日~20日くらいの長い潜伏期間があります。
それから1週間~2週間にかけて発症します。
治ってきてからの2次感染はほとんどありません。
感染力が1番高いのは、潜伏期の10日~20日になります。
潜伏期だと、りんご病にかかっていると確認できないケースがほとんどで、どんどん感染してしまうのが現状です・・・・・。
上記で、せきや鼻水などが出ると言いましたが、そのせきなどでの飛沫感染でうつる人がほとんどです。
なので、保育園や幼稚園などに登園している子は、休みをとって安静にしている方がいいでしょう。
お風呂に入っていいの?
りんご病はお風呂のお湯を通して感染することはありません。
その点では、安心なのですが、発疹が出ている場合はお風呂に入ったことで痒くなったりすることがあります。
搔き毟ってしまうと、完治が遅れてしまいます。
基本入っていいのですが、入る時の注意点は、
・入浴は短時間
・刺激が強いシャンプーやボディーソープは避ける
・お風呂から上がったら、かゆみ止めを塗る
です。
最後に!
りんご病は大人にも感染するので、注意が必要です。
大人は子供より重症化するので、りんご病を甘く見ない方がいいですよ・・・。
子供の少しの変化にできるだけ早く気付いてあげてくださいね!
子供はもちろんお母さんも感染しないように気を付けましょうね。