赤ちゃんも貧血になる!乳幼児に多い鉄欠乏性貧血とは?
貧血と聞くと女性に多い病気だと思う方もいると思いますが、実は赤ちゃんも貧血になるんです。
そして、乳幼児になると鉄欠乏性貧血になる赤ちゃんが以外にも多いそうですよ。
では、どのようにして予防してあげればいいのでしょうか?
原因はなんなんでしょうか??
これから書いていきたいと思います!!
貧血って?
まず貧血について説明していきます!!
貧血とは、血液中にある赤血球の中に含まれているヘモグロビンが少なくなって血液がとても薄くなっている状態のことを言います。
血液は、血漿と細胞の血球でできています。
その細胞と言うのは、
- 赤血球
- 白血球
- 血小板
です。
私たちの体は、ヘモグロビンが肺で酸素を結びついて、体内全体に酸素が行きわたって生きることが出来ています。
なので、貧血になってしまうと体内の臓器や細胞に酸素が行きわたらなくなってしまい、酸欠状態になってしまうんです・・・・・。
赤ちゃんが貧血になってしまう原因って??
赤ちゃんに多く見られる貧血は「鉄欠乏性貧血」という貧血です。
赤ちゃんは、お母さんのおなかの中にいるときは母体から鉄分をもらっていて、産まれるときも母体から鉄分をもらって産まれてきます。
ですが、乳児期以降になると今まで蓄えてきた鉄分が、どんどん少なくなってきてしまうんです。
ミルクで育っている赤ちゃんは、あまり貧血になる子は少ないのですが、母乳のみで育っている赤ちゃんに、貧血症状が多いんです。
ミルクは、鉄分や他のビタミンがきちんと配合されていますが、母乳は鉄分があまり含まれていません・・・・・。
なので、貧血になりやすいんです。
また、主な原因としては、離乳食をなかなか食べてくれなくて思うように進まない・・・・・というときに貧血が起きやすいです。
成長に必須な鉄分が摂れていないので、もちろん貧血になってしまいますよね。
なかなかうまく離乳食が食べれていないときは、要注意ですよ。
貧血になってしまった場合はどんな症状が出るの?
早期発見にも、早めに赤ちゃんの異変に気づいてあげたいですよね??
では、貧血になってしまった場合はどんな症状が出るのでしょうか??
・唇の赤みが薄い
・口の端っこが裂けている
・目の粘膜の赤みが薄いまるいは白っぽくなっている
・爪が白いまたはスプーンのように反っている
・食欲があまりない
・生気が無い
・すぐ疲れるようになった
・呼吸がはやくなった
などなどの症状が現れます。
ですが、気を付けて見ていても、乳児の場合はなかなか症状に気づかないことが多いんです。
なので、少しでも異変があった場合は病院に連れて行ったりして相談してもいいと思いまう。
鉄分が多い食べ物って??
では、離乳食で鉄分を多く含んだものを食べさせればいいじゃん!と思っても、どんなものに、鉄分が多く含まれているかわかりませんよね??
また、授乳中のお母さんも母乳に鉄分を多く含ませたいと言っても、食べるものに困ってしまいますよね??
これから、鉄分が多く含まれている食べ物を紹介しますね!!
鉄分が多く含まれているのは、
・レバー
・牛肉
・ほうれん草
・小松菜
・プルーン
・納豆
・高野豆腐
・のり
・ひじき
などです。
レバーは、苦手な人が多いので無理にとは言いません。
比較的食べやすいほうれん草やのりなんかは、赤ちゃんもおいしく食べてくれると思います。
さらに、鉄分と一緒にビタミンCも食べましょう!!
鉄分の吸収を良くしてくれますよ。
最後に。
今は、赤ちゃんのおやつにも「鉄分配合」や「鉄分強化」なんて書いてあるお菓子も売っています。
こちらもうまく取り入れてみてもいいですね。