子供に多い骨折。骨折の種類について知っておこう!
みなさんは、骨折と言うとどのようなイメージがありますか??
「痛くて歩けなくなる」や「関節が曲げられない」などのイメージが強いのではないでしょうか??
とりあえず、骨折していると歩けないというイメージが強い人ほど、子供の骨折に気が付かない可能性があるんです!!
「えっ??」と思ったお母さんへ、参考になれば幸いです。
子供の骨折にはさまざまな種類があるんです!
骨折に種類があるのはご存知ですか??
子供がもし骨折してしまった場合に、いち早く気付いてあげるために骨折の種類を知っておきましょう!!
皮膚の傷によって考えられる骨折
・閉鎖骨折
・開放骨折
折れ方によって考えられる骨折
・完全骨折
・不完全骨折
・亀裂骨折
その他(子供に多い骨折)
・若木骨折
・裂離骨折
まず、1つずつ書いていきましょう。
閉鎖骨折は、皮膚に傷が無い状態の骨折です。
別名、単純骨折や皮下骨折とも言われ、一般的な骨折になります。
開放骨折と言うのは、閉鎖骨折とは逆で、骨折した部分も皮膚が破れて骨が皮膚から突き出ているようにして、肉眼でも見える状態です。
以前は、複雑骨折と呼ばれていました。
開放骨折は、骨折した部分が外に出ているため細菌感染などの心配があります。
また、血管に体の組織が詰まってしまう可能性もあるので、すぐに病院に行きましょう。
次は、折れ方によって考えられる骨折について書いていきます。
骨折と言えば、「ポキッ」というイメージが強いと思いますが、全部が「ポキッ」と骨が折れるとは限りません。
不完全骨折と言うのは、骨にひびが入った状態で、完全骨折のように「ポキッ」と折れていない状態です。
一般的に骨折と言うのは、完全に骨が折れている完全骨折を示します。
さらに、骨が折れる方向によっても分類されて、骨の長い方向に垂直に折れた場合は「横骨折」、骨の長い方向に対して水平に折れてしまった骨折は「縦骨折」、骨の長い方向に対してななめに折れてしまった骨折は「斜骨折」、らせん状にねじれている骨折は「螺旋骨折」、3つ以上に割れている骨折は「複数骨折」、複数骨折によりさらに細かくくだけている骨折は「粉砕骨折」と言います。
最後に、子供に多い骨折についてです。
若木骨折は、若木を曲げたときのように曲がることから名前が来ています。
大人と違って子供はコラーゲンが豊富なので、「ポキッ」と折れることなく、ぐにゃと曲がっている感じをイメージしてください。
裂離骨折は、腱やじん帯が切れている状態で、それにくっついている骨の方がもらくなってしまい剥がれるように折れてしまう骨折です。
子供は捻挫よりも骨折が多い!?
ある医師によると、子供の場合足首をひねってしまったら捻挫よりも骨折の方が多いんだそうです。
足首やくるぶしの骨は意外と折れやすいんです。
ですが、ひびが入った状態でも歩けることがあって、骨折だと判断されるのに時間がかかってしまうことがあるんだそうです。
「なかなか捻挫が治らないな・・・・・・」なんてときは、骨折している可能性が非常に高いので覚えて行きましょう。