最終更新日 : 2016/06/07

妊娠後期【妊娠8ヶ月～10ヶ月】に注意すること

いよいよ妊娠後期に入りました！
不安やもう少しで赤ちゃんに会えるという喜びがあると思います。
ですが妊娠後期に入ったからもう大丈夫と安心するのはまだまだ早いです！
生まれるまでは安心できません！
あと約２か月くらいで元気な赤ちゃんが見られるように頑張りましょう！

妊娠後期で注意することや赤ちゃんやママのことについて書いていきたいと思います。

1 妊娠後期　８か月
2 妊娠後期　９か月
3 妊娠後期　１０か月
4 最後に！

妊娠後期　８か月

妊娠８か月になると赤ちゃんの大きさは３９０～４１０ミリ、体重は１，０００～１，３００グラムになります！
すくすく育っています！

お腹が大きくなり腰が痛くなったり子宮底長は２６～３４センチほどの長さになり、子宮底はみぞおちのあたりまで高くなります。子宮が大きくなって胃や食道を圧迫し、胃もたれや胸焼けなどの後期つわりの症状が出はじめることがあります。

私自身も経験したのですが妊娠８か月くらいになると赤ちゃんがあまり動かなくなってしまいます。原因は赤ちゃんが大きくなると子宮の中が狭くなり動けなくなってしまうからです。
動かなくなり不安になり私は病院に行きました。でも赤ちゃんは元気でした！

妊娠８か月で注意することは早産です！
２２週くらいから３６週に生まれた赤ちゃんを早産と言います！
早産になりかけている状態を「切迫早産」といいます。早産には下腹部痛や出血、お腹の張りが続くなどの症状がありますが、早産でなくても起こるものなので気づかないことが多く、妊婦健診で「切迫早産」と診断されてびっくりしてしまう方も多いです。

早産や切迫早産は、絨毛膜羊膜炎などの感染症や子宮奇形など子宮の異常が原因と考えられています。日頃から無理のない生活を心がけ、早期発見できるよう妊婦健診は決められた日に欠かさず受診しましょう！

妊娠後期　９か月

妊娠９か月になると赤ちゃんの大きさは大きさは４２～４５センチ、体重は１，４００～２，２００グラムになります！

ママの子宮底はみぞおちに達し、お腹がせり出しているため、身をかがめる、靴ひもを結ぶ、階段を下りるなどの日常動作がしにくくなります。妊娠前と比べると、子宮の容量は８００倍、重さは２０倍まで大きくなっています。

赤ちゃんは体重が急激に増える時期で、ママから栄養をもらいながらどんどん成長し、発育の最終段階に入っています。
この時期に外の世界に出ても、生きていくことができるようになります！

臨月が近づくにつれてお腹の張りを感じる機会が増えます。また、出産に向けて子宮の中のスペースが減り、胎児の頭が下がってきます！

ママの血液量は増える一方ですが、その分濃度が薄くなるので、立ちくらみやめまい、貧血が起きやすい時期！気を付けてくださいね！

妊娠９か月で注意することは、１日に何度もお腹の張りや腹痛を感じるようになります。これは、子宮内のスペースが減ってお腹をぐっと押されるような胎動が増えたことと、前駆陣痛が原因です。
前駆陣痛は、分娩につながる「本陣痛」とは別もので、痛みの感覚や強弱が安定せず、安静にしていると落ち着くお腹の張りです。
規則的にお腹が張る場合や、出血や破水がある場合、30分以上安静にしてもお腹の張りがおさまらない場合は、すぐに産婦人科に受診してください！
この時期も８か月と同じように早産・切迫早産には気を付けてください！