妊娠中は注意!ヘルペスウイルス感染の恐怖!
よく唇なんかに出てくるヘルペス。
「また出てきたんだよね~。」なんて悩んでいる人が私の周りに多いです。
単純ヘルペスには1型と2型の2種類があって、1型は唇や顔などの症状が出て、2型は性器などの下半身に症状が出ます。
周りにヘルペスで悩んでいる人が多いせいか、あまり怖いウイルスではないと思っていますが、妊婦さんがヘルペスウイルスにかかってしまうと大変なんだとか!!
今回は、妊婦さんがヘルペスウイルスに感染してしまうと、どのような影響があるかを書いていきたいと思います。
ヘルペスって?単純ヘルペスウイルスとは?
まず最初にヘルペスについて簡単にお話ししていきます。
ヘルペスと言うのは、水ぶくれが集まっている状態のことを言い、ヘルペスウイルスによる感染症のことです。
主な病気には、水疱瘡や帯状疱疹や口唇ヘルペスなどがあります。
単純ヘルペスも、ヘルペスウイルスの1つで上記でも話しましたが1型と2型の2種類があります。
単純ヘルペスウイルスに感染してしまうと、一生体の中に潜伏していて免疫力が弱まると発症してきます。
これが原因で何回も、口唇ヘルペスに悩んでいる人がいるわけです。
免疫力が弱まっていなければ、体内に単純ヘルペスウイルスが居たとしても発症はしないんです。
中には、自分が感染していないと気づいていない人もいます。
次は、単純ヘルペス1型と2型の症状を話していきます。
単純ヘルペス1型
主に、唇や顔に水ぶくれの症状が出てきます。
1型に感染している人は日本に約70%いるそうですよ。
キスや、食器の使い回しなどの直接的の接触で感染します。
最初は、チクチク・ピリピリする痛みを伴います。
さらに、ほてりやかゆみなんかの症状が出る場合もあります。
そして、赤く腫れてきて1日~3日後に水ぶくれになっていきます。
この水ぶくれが破れた患部に触ってしまうと、粘膜や傷口から感染する可能性もあります。
あとは、かさぶたになって治っていきます。
単純ヘルペス2型
単純ヘルペス2型は、主に性器にヘルペスが発症するウイルスです。
2型のウイルスに感染している人は、約2~10%だと言われています。
感染源は、性交渉です。
相手にヘルペスウイルスがあると感染します。
口唇ヘルペスと似た経過ですが、違いは性器に激しい痛みがあることなんです。
女性は特に、激しい痛みを伴って排尿ができない・・・・・なんてこともあるそうです。
きちんとした治療をすれば1週間くらいで治ります。
妊娠中に感染したらどうなるの?
妊娠中に気を付けたいのが、単純ヘルペスウイルスの2型の方です。
単純ヘルペスウイルス2型が発症している時に、普通分娩をしてしまうと産道感染してしまいます。
産道は赤ちゃんが通ってくる大切なところです。
通ってくる途中で、赤ちゃんの全身に感染してしまいます。
その結果、死亡する場合が60%とかなり高くなってしまいます。
生存した場合でも、半数の赤ちゃんが脳に障害を持って生まれてくるそうです。
なので、分娩する前に単純ヘルペスウイルス感染したとわかったら、赤ちゃんに感染するのを防ぐため、帝王切開の分娩になります。
最後に!
妊婦さんは、免疫力が弱くなっているためヘルペスウイルスが感染・発症しやすくなっています。
もし感染した時は、産婦人科の先生とよくお話しして、今後そうするかを話し合ってみてください!!